「コロナワクチン後遺症の真実」福島雅典文藝春秋4月号より(前々回拙記事続き)

後遺症疑いの症状は全身に深刻な症状として出現している。過去2年間に日本の医学角界で発表検討された症例は前々回の拙記事に示した表のごとく極めて多義にわたっている。中でも血管系の症状が多い。福島医師はその理由について次のように述べている。

引用(一部書き換えてあります)

「注射したmRNAワクチンは人工的に改変安定化されたmRNAを脂質ナノ粒子に包み込んで投与する点が革新的とはいえ、コロナワクチン以前の臨床試験がすべて失敗に終わっており危険であると従来から指摘されていました。スパイクたんぱく質の設計図となるmRNAを脂質ナノ粒子でくるんだことによってさまざまな問題が生ずることになったのです。脂質ナノ粒子は壊れにくいので体内を循環しあらゆる細胞内へ入り込みます。つまり、どこに行くかわからないのです。目的とする免疫細胞だけに行くようには制御できません。取り込まれた細胞では設計図通りコロナウイルスのスパイクたんぱく質が産出されます、そのスパイク蛋白に結合しやすい受容体が多くあるのが血管の内皮です。まずいことに、スパイクたんぱく質には血液の凝集を促進する作用があることです。血管内で心血管疾患特有の炎症を引き起こしたり血栓を作ったりするのです。ワクチンの副作用に血管系障害と心臓障害が多い理由はここにあると考えています。」「血管以外でも、異物であるスパイクたんぱく質がどんどん量産されれば自己免疫反応が起きます。それで非常に激しい炎症が起こり組織損壊を引き起こします。リューマチや皮膚筋炎といった自己免疫疾患が多発しているのはこれが原因でしょう。」「スパイクたんぱく質との戦いを続けているうちに体に備わっている免疫機能が低下します。その結果生じる副作用の一例が帯状疱疹だと思われます。」

さて上記に記した副作用例は接種後比較的短期に現れるものです。実はこれから出現する可能性の深刻な病気があります。それは、癌であると福島医師は指摘します。

引用

「さらに私が懸念している疾病が、がんです。最近私たちの仲間の小児科医がワクチン接種後に特定のがんの死亡率が上がっているという事実を突き止め論文にまとめました。最も増加しているのが白血病(の死亡率)。白血病の死亡率はワクチン開始時期までは減少傾向でした。それがワクチン開始後急激に上昇しています。乳がん卵巣がんも同様です。今回の研究は死亡率についてですが発症率自体の上がっている癌もあると考えられます。さらにがん発症後の進行速度が異常なほど早まっている可能性もあります。その原因は二つ。一つは免疫力の低下。もう一つはスパイクたんぱく質ががん抑制遺伝子など体内のがん予防的機能を抑制してしまう可能性です。後者は現在確実に証明されているわけではありませんが、試験管内試験で実証されたとする論文が最近公開されました。」

「現時点ではワクチン接種後にがんを発症しても、スパイク蛋白症としての癌かどうかは分かりません。(つまりワクチンとの因果関係は不明)そこで私たちの研究会ではスパイク蛋白症によるがん検出法を開発しています。これが完成すればがんとワクチンとの因果関係が証明できます。ファイザー社は、あたかも製造途中の飛行機を飛ばしたような行為で責任逃れをしようとしていますが、私たちの検査法が完成すれば、このような人命を軽視した飛行を見逃すことはなく因果関係は明らかになって責任を問われることになるでしょう。科学を甘く見てはいけないのです。それを実現することが医師としての私の矜持です。」