2⇒5

春を迎えると日本における新型コロナの扱いが、現在の2類相当から5類相当へ緩和されるのが確実となった。これまでも政界いろんなレベルからそれらしい意向表明があったが、利権がらみからかすぐにもみ消されてきた。今度はそうはいかないだろう。

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5類移行するとどんないいことがあるか。5類に居る既存の感染症といえばインフルエンザである。つまりインフルエンザと同じ扱いでいいのだから、市井のクリニックや病院はにコロナ等の発熱患者であっても拒否しないで診療してくれる可能性がある。もちろん神経質なクリニックもあるであろうが、そういうところはやがて患者が少なくなり淘汰されていくだろう。つまり、5類引き下げの最大のメリットは、医療環境がコロナ以前の普通の状態になるということで、一般市民にとってはこれ以上ない平穏な暮らしに戻れるということである。但し、市民が新型コロナをもはや恐れない気風になっていることが前提ではあるが。そしてもちろん、コロナワクチンはインフルエンザワクチンがそうであるように有料化されるのが筋である。しかし、これは我々にっての利益であるかそれとも不利益か。それは何とも言えないが、政府筋は今と同じ無料接種を続ける意向のようである。在庫処理の観点からそうせざるを得ないのであろう。

週刊新潮

数ある週刊誌の中で、週刊新潮は新型コロナワクチンの暗部をえぐるという特異な路線を歩み始めた。これは今のところこの週刊誌だけである。同時期、週刊文春もコロナワクチンの大見出しで対抗しているが、こちらはよく読むとワクチン接種推進がベースで、ワクチン批判の論調には頬かむりである。

さて、週刊新潮のコロナワクチンのデメリットを糾弾する記事は、ネットですでに広く知られている小島氏(名古屋大学名誉教授)、福島氏(京都大学名誉教授)の論説を基礎としている。

例えば、次の図、3回目ワクチン接種率と超過死亡のグラフは、ワクチンのデメリットを表すうえで非常に大きな傍証となる図である。

また、ワクチン接種後の死亡例は、医療機関からの届け出だけでも2千件弱あるが、国の判定部会は死亡とワクチンの因果関係不明としている。しかし次の図はどうだろう。接種後何日後に亡くなったかを表したものである。

これを見ると死亡の大半は接種後数日以内である。もし因果関係がないなら、死亡数はワクチン接種日と無関係に平坦であるはずである。

さらに大きな問題は、ワクチン接種者のほうがコロナにかかりやすいということを表す数字である。これは、京都大学名誉教授福島氏によるが、その数字は常に厚労省発表の数字に準拠している。週刊新潮の記事によると、そうした論調の記事は米国の一流紙ウオールストリートジャーナル1月1日号にも掲載されたとのこと。記事内容⇒「北米で流行のオミクロン株亜種XBBはワクチンを繰り返し接種した人のほうが掛かりやすくなっていることを指摘。医療従事者の追跡調査で判明したことは、ワクチン3回受けた人は未接種者の3.4倍、2回接種者は2.6倍コロナへの感染率が高くなった。」

このウォールストリートジャーナルの記事はネイチャー、など一流科学誌の記事に準拠している。

週刊新潮最新号によれば、ウォールストリートジャーナルに続いてタイム誌にも同様のワクチンの暗部に関する記事が掲載されたとのことである。にもかかわらず、東京都医師会長の先の会見では、何が何でもワクチン3回は今の時期急いで接種するようにとTVで報じていた。どういう根拠でそういうことが言えるのかは一切語られないままである。小島名誉教授は、今回のコロナワクチンについて「すでに大薬害になっている。」と指摘する。

最後に小島名誉教授の指摘。

「河野大臣にお願い。ぜひワクチンに関して問題になっている点に関して、問題ないという立場の医師研究者専門家と慎重な意思専門家の間での公開討論を実現しユーチューブなどで公開してほしい。それを持って国民の判断を仰ぐのが今の混乱を解決するのに有効だと思う。」