いきなりもたつきましたね。原因はバカ多い立候補者の数のせいです。なんと56人。4年前にも26人で驚いたのにその倍の数ですから。当選者一人の所へ56人群がる、その魂胆は何でしょうか。学芸会の発表の場とでも心得ているのかな。何しろ聴衆は日本人口の1地割1千万ですから、立候補者はやりがいもりもりなのでしょうね。この56という数字にはチョッとししたからくりがあります。というのはÑ党(NHKから国民を守る党)からなんと24人が立候補しているのです。ただし、そのほとんどはほんとに都知事を目指す気があるのか私は疑問に思っています。選挙掲示板やポスター、政見放送で自分の主義主張を拡散できることに快感を覚えるのが主目的ではないのかな。政見放送は各自6分の権利があるので56人だと6時間NHKは放送時間を確保しなくてはなりません。その分通常番組が削られて視聴者にはとんだ迷惑です。私はN党結構好きだったのですが、こういうことしてるようではもうだめです。
公式掲示板に女性のヌード画像を張って、表現の自由を守るという意思表示だと嘯く候補者もいるというからさらに驚き。ここまで好き勝手にエンタメ化されるんでは選挙の自由を多少犠牲にしてでも対策をとる必要があると思う。あんまり羽目を外すと、取り締まられて結局自分の首を絞めることになるのにね。あまり権力を甘く見ないほうが良いです。
さて、21日の朝日と読売の一面紙面を見比べると都知事選の扱いに違いがあって興味深く感じました。都知事選を全国区的扱いで紙面構成してるのは読売。たいして、都知事選はあくまで地方自治体の首長選挙として一段引いた扱いをしているのが朝日です。
まず、読売紙面から。堂々の一面トップの扱いです。56人の候補者名も一面に載せています。私はマンガン団塊2億トンの記事にも都知事選記事同様あるいはそれ以上に興味を持ちました
対して朝日の一面。トップでなく左の隅っこの位置です。そしてトップの記事はJAXAからの機密情報の漏洩。
私が最も大きな相違として注目したのは、N国党24人問題。朝日ではその事実の報道が主体であるのに対して、読売は社説で取り上げてその不当性を厳しく社として糾弾しています。この違いの裏にあるものは何だろう。いろいろ推測できますが今の時点では何とも言えません。