東京都知事選結果

都知事選挙は予想通り現職小池氏が圧勝した。小池氏の黒幕は自民党公明党。両者とも水面下で物凄い肩入れだったと報じられている。中でも公明党の母体である創価学会は東京が活動の本場だから知事に貸しを作り関係を強化しておきたいであろう。その意味で目的を完璧に達したように見える。仮に自公嫌いの有権者であったとしても、安定志向の小池選択という投票行動に動いた人が多かったのではないだろうか。都知事選は政党選択の選挙ではないからである。その代わりといっては何だが、同時実施の都議会議員補欠選挙では、自公与党2勝6敗とはっきり既存与党にNOを突き付けた。見事なバランス感覚である。いま選挙になれば負けるかも知れないという恐怖心に襲われたであろう。これを乗り切るには、与野党ともに思い切った党首の看板架け替えが必要である。が、そんな都合の良い候補者いるだろうか。例えば、財務省に毒されていない強い女性党首がベストだが、無いものねだりに思える。特に立憲においても、2010年与党時代の幹部が今だに幅を利かせているようだが、間違っても再登板などはもってのほかである。

時に、選挙には供託金という制度がありますね。都知事選は300万円。立候補するには都に300万円預ける必要があります。総投票数の10%以上ゲットしないとこの金は没収となる。今回はなんと上位3位がそのラインで4位以下は全て没収となった。総員56名だから53×300万円=15900万円(≒1.6億円)が都の臨時収入になりました。